2024年1月19日
家や蔵を修繕するための新たな企画です
この度、自主クラウドファンディングをスタートさせました!
クラファン運営会社を通さずに自分でやろうと思い、立ち上げました。
目標は、先祖代々受け継いできた『崩れかけの土蔵』を修繕することです。
ご支援いただいた方に、下邑家ならではの特別な品々をご用意しました。
環境保護のために新しくモノを作らないことを信条に、自信をもってお届けいたします。
また『下邑家の草刈り隊』というコミュニティもオープン。月額500円でご入隊いただきますと下記3点の特別な体験ができます。
❶ご見学料 通常1人500円のところが登録者ご本人とお連れ様1名に限り、登録中は何度でも無料
❷敷地内の山菜や果実の収穫可(フキ、ミョウガ、山椒、ヤマボウシ、柿、グミ)
❸耕作放棄地の畑(192㎡)を家主や他の隊員と共有利用可
■下邑家のストーリー■
下邑(しもむら)家は茨城県つくば市栗原にある農家屋敷です。
江戸後期建造の『崩れかけの土蔵』の修繕費を募るために自主クラウドファンディングを開設しました。
元々、下邑家は普通の農家でしたが、ある時ある人に「お金を貸してほしい」と頼まれ仕方なく貸したところ、次々と借り手が訪れるようになり、やがて質屋をはじめることになりました。
下邑家が屋敷を構える通りは土浦大曽根線といって、茨城県南部では大きな街の土浦、大曽根や北条という地名の商店街を結び、やがて筑波山へと至る街道でした。さらに下邑家から徒歩1分以内には名主の家と陣屋、徒歩20分のところに一ノ矢八坂神社があるなど人通りの多い場所だったのです。時折、武士や小さなお城のお殿様だった人がお忍びでお金を借りにくることもあったそうです。
土蔵は、下邑家がお金を貸す代わりに預かった物品を保管するための質蔵として使っていました。以前は武士の刀などがありましたが資金不足で売ったり、土蔵破りが入ったりなどで残念ながら今は中に何もありません。
その後の下邑家の歴史としては、敗戦による農地解放と遺産相続トラブルにより衰退。今現在も私たち下邑家が住んでおり、家や蔵を壊そうかという話も出ましたが「最後に足掻いてみよう」ということで最終的には家族全員の意見が一致し、2017年から『邑マルシェ』というイベントをスタート。2022年からはレンタルスタジオもスタートさせました。
おかげさまで邑マルシェには茨城県付近にお住まいの方を中心に多くのお客様が足を運んでくれるようになり、レンタルスタジオにおいてもMVやコスプレイヤーの方、ウェディング撮影などの目的で全国各地からお越しいただいております。
土蔵の構造は当時の技法「竹小舞」で造られており、現在となっては大変貴重なものです。本来であれば家の子孫が修繕すべきものと思いつつも、東日本大震災や数年前の台風により大きくダメージを受けて、個人の範疇では修繕費を賄うことのできない状況となっています。
現代的な工法を用いた修繕の場合は1000万円。
旧来の工法の場合は最低でも2000万円が必要とされています。
皆様の温かいご支援をお待ちしております。
下邑家住宅|邑マルシェ